軒天ってなに?
軒天とは、屋根の真下部分にある壁のことをいいます。外壁から外側に出ている、屋根の裏部分です。
軒裏(のきうら)、上げ裏(あげうら)、軒天井(のきてんじょう)、軒裏天井(のきうらてんじょう)とも呼ばれています。
軒天も外壁や屋根同様、雨風や紫外線にさらされていますので劣化します。
そうしたときには、塗装や補修が必要です。軒天部分には主に、防藻・防カビ・防水機能がそなわった、通気性のある塗料を塗ります。
軒天が経年劣化によって、雨のしみのようなものができていることがあります。ただの汚れなら問題ないのですが、屋根に雨水が入り込んで、下地材まで傷んでしまっている場合があります。
軒天に雨のしみ、軒天が湿っている、ということは屋根に雨が侵入している可能性があります。そうなると雨水により軒天の腐食を招いて、家の寿命を縮めてしまうことになります。
軒天の塗装や補修工事だけのために、足場をかけるのはもったいないので、通常は外壁塗装・屋根塗装と合わせて行います。
大切な我が家を1年に1回はセルフチェックをするようにして、普段じっくり見ない「軒天」部分に異変があったら、早めに対処しましょう。
※軒天には天井内の換気のために、軒天有孔ボードや軒天換気口がついています。